たっちょんねる極 kiwami

メキシコ放浪ブロガー

メキシコの闇 その1

メキシコ在住の私が、

メキシコで起きた数々の恐ろしい話について紹介します。

ノンフィクションです。

 

まず、知っている方も多くいると思いますが、メキシコの治安はかなり不安定です。

 

なのでメキシコ=危険な国

 

と思っていただいて結構です。

 

 

地区によって安全な街はありますが、歩いていると知らぬまに危険な区域に入っている事もあるので注意して下さい。

基本的には昼間、人通りの多い道を歩いていれば安全です。

 

 

一人で旅をするならそれなりの情報をしっかりと持っていきましょう。

 

 

 

 

 

到着後3日目でホテル前の公園で銃声

 

これは今でもトラウマです。

あまりにも衝撃的でした。

 

初めにお伝えしておきますが、

私は、右も左も分からないのに一人でメキシコに来てしまったかなりイタイ人間です。

 

 

この話は私が初めてメキシコに到着した日までさかのぼります。

 

 

 

 

その日は午後16:00過ぎにメキシコシティの空港に到着しました

到着後、早速日本で予約した空港近くのホテルに移動しようと、

タクシーに乗り目的の場所まで連れていってもらいました。

 

 

10分ほど車を走らせ、降ろされた場所は、

イメージとははるかに違う、

いわゆるスラム街といえるくらいボロボロの

危険な雰囲気が漂う所でした。

 

どおなってるんだ、何かの間違いだろ、という疑問はありましたが

ときより風に流れてくるマリファナの香りが緊張感と危険さを際立たせ

 

この辺りにあるはずだから、

落ち着いて、早いとこ、

ホテルを探してみよう、

 

そう思いました。

 

 

少し歩くと目的の名前が書いてあるホテルに到着しましたが、

 

ホテルというよりボロいモーテルのような佇まいで、

不安になりつつも

中にいた従業員のような人に確認すると予約されていたので一安心しました。

 

 

 

外観がひどいから部屋もひどいだろう・・・

案内され、なんとなくわかっていましたが、

 

 

案の定ホラー映画に出て来そうな

破れて中の綿が飛び出したシングルベットと、今にも動きだしそうな

ボロボロの椅子があるだけの狭い部屋でした。

 

 

施錠も軽くドア押しただけで入れそうな簡単なもので、不安になりつつも、

長時間移動の疲れもあったせいか、ベッドに横になるとすぐに眠りにつきました。

 

 

 

 

そして、部屋にも慣れ、2日が過ぎた時の話です。

 

 

 

その日も何事もなく1日を終えました。

 

時差ボケもありなかなか疲れも取れず

浅い眠りが続いていましたが、その日はかなり深く眠れていました。

 

 

 

 

その日の静まりかえった深夜、

外の激しい車のエンジン音で目が覚めました。

 

 

 

数分後、エンジン音が切れ、

バタン!と強めにドアを閉め、数人の男が会話している声が聞こえてきました。

 

 

 

しばらく会話の声が聞こえ、眠りに落ちようとしていた時、

突然、激しい怒鳴り声が響き渡りました。

 

 

その荒げた声は5分以上は続きましたが、全く収まらず、

男の興奮は収まりません。

 

 

私の眠気はしだいに抜け、なぜか心拍数と緊張感が高まっていきます、

そして少しだけ覗いてみようと言う好奇心に負け覗いてみる事にしました。

 

 

覗いてみると、怒鳴っていたのは若者で

スーツを来た男2人が

若者を笑いながらあしらっているようでした。

 

 

しばらくするとスーツ男のうち1人が車に戻りましたが、

若者はヒートアップし、さらに声を荒げて

突然スーツ男に殴りかかりました。

 

その瞬間車に乗っていたスーツの男が車から飛び出し、騒いでいた若者に銃口を向け

喋る隙も与えず下半身を撃ち抜きました。

 

 

この時私は、やばいものを見てしまったと思い、物音を立てず静かにベットへ向かおうとしました。

 

 

ゆっくりと、

バレないように・・・

 

すると、

背を向けてベットの方へ数歩歩いたとき

 

 

もう一発の銃声が響きました・・・

 

 

 

 

 

次の日、公園にはシートが張られ立ち入り禁止区域になっていました。